【注目度アップのサーマルカメラ】どう選ぶ?おすすめの商品をご紹介!

新型コロナウィルスの影響で話題になったサーマルカメラ。物体の温度を瞬時に計測でき、サイズや機能などさまざまな商品が出てきています。サーマルカメラを導入したいけれど、どんなものを選べばいいのか悩んでいるという方に、サーマルカメラの選び方からおすすめ商品までご紹介していきたいと思います。
サーマルカメラとは?
サーマルカメラとは「熱のカメラ」を意味し、接触せずに人やものなどの物体がもつ赤外線(熱エネルギー)を感知することができるカメラです。カメラに映った物体の温度を約1~3秒という早さで計測できるため、空港や病院などで導入されています。
サーマルカメラでできること
サーマルカメラは赤外線を感知して温度測定することから、目で見ることのできない体温を視覚化することができます。
新型コロナウィルスが感染拡大している今、一度にたくさんの温度を瞬時に感知することができ、それぞれの温度を表示することができるため、感染拡大予防にも大きく貢献していると言えます。
サーマルカメラの使用シーンと使い方
サーマルカメラの使用シーンは一般家庭から企業まで幅広くあります。一般家庭であれば、防犯対策として設置したり、企業であれば人の出入管理やセキュリティ管理など、さまざまなシーンでサーマルカメラが活用されています。
基本的には温度の設定をしたうえで設置または、手で持ちかざすと使用することができますが、サーマルカメラによって機能が異なるため、用途に合わせた選び方が必要になってくるでしょう。
サーマルカメラを種類で選ぶ

サーマルカメラには、使う場所、使う人に合わせたサイズや種類があります。高性能な商品が続々と発売され始めており、いまや一般家庭などでも利用されています。状況に合った最適なものを導入できるよう、ここからは防犯機能があるサーマルカメラを確認していきましょう。
ドームカメラ
防犯カメラとしてもよく知られた形状で、見た目の圧迫感が少ないことから、オフィスなどで導入される事が多いタイプになります。防塵・防水機能や暗闇でも撮影できるカメラです。
箱型カメラ
箱型カメラは高性能なものが多く、レンズの交換をすることで画角を自由に変えることができます。箱型カメラの中には、夜間や逆光に強いタイプ、100メートル先まで撮影が可能な商品があり、ショッピングセンターやモール、駐車場などで利用されています。
簡易接続IPカメラ
簡易接続IPカメラは、パソコン・スマートフォンを使い遠隔地からカメラを制御することが可能です。専用のソフトを使用すれば録画することができ、カメラも自由に動かす事ができます。パソコンやスマートフォンを使って遠隔地からカメラの制御も可能。 Wi-fi対応している商品も出ているため、自宅内で利用されることが多いです。
小型カメラ
小型カメラは、その小ささから「隠しカメラ」や「カモフラージュカメラ」と言われ、悪戯(いたずら)や防犯対策として利用されています。最近では近隣トラブル対策として玄関先に設置することも増えています。
サーマルカメラを記録方式で選ぶ
サーマルカメラを選ぶ際、外せないポイントは記録がしっかりできること。記録機能に関しても、SDカードタイプやクラウドタイプなどさまざまな記録方法があるため、管理しやすいものを選ぶのが良いでしょう。
SDカード
SDカードはカメラに差し込んで記録をするものになります。差し込むだけで記録でき、いつでもすぐに確認することができます。
レコーダー
防犯カメラ用のレコーダーに記録するタイプです。サーマルカメラ専用のレコーダーを準備する必要なため、初期投資がかかります。
PC
PCに記録するタイプなので、SDカード同様すぐに確認することができ、コピーをとることもできます。
NAS
ネットワーク上(LAN)に接続したハードディスクに記録するタイプです。レコーダー同様、ハードディスクの取り付けなど、使用までに準備が必要になります。
クラウド
データセンターに記録を保存するタイプです。最近では、さまざまなデータをクラウド保存をしている会社も多くなっています。
おすすめのサーマルカメラ
サーマルカメラの特徴などをチェックしてきましたが、ここからはサーマルカメラの導入を検討している方向けに、おすすめの商品をご紹介していきたいと思います。
J-Works 穂積トレイド DS-2TD1217B-6/PA ドーム型カメラ
こちらの商品は、AI搭載で顔を検知し測定することで誤報を減らし、非接触で最大同時20名を1秒で測定が可能。発熱の疑いのある人を効率的に検知することができます。温度履歴のグラフを確認することができるため、管理を簡単に行うことができるでしょう。
また、100V電源コンセントとLANケーブルがあれば接続可能で、専用ソフトウェアをインストールし使用します。
メーカー希望価格:877,800 円(税込)
HIKVISION製 DS-2TD2617B-6/PA 発熱(体表温度)測定AI顔認識パレットカメラ
人の体表面温度測定に特化した温度計測サーモグラフィーカメラで、三脚等で固定し、パソコンに接続して使用します。
発熱者を検知すると、フラッシュやアラームでの通知が可能。画像はサーモグラフィ画像と通常画像を並列表示できるため、高熱の人の特徴を一目で判別できます。こちらは一度に10人の同時計測可能です。
メーカー希望価格:877,800円 (税込)
体表面温度監視カメラシステム
約3秒で体表面温度測定を検出し、音声によるアナウンスと画面表示でお知らせすることができます。また、マスクを装着したままでも検出も可能。SDカードへ記録する機能を搭載しており、手頃な価格が魅力的です。
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まとめ
今回はサーマルカメラの選び方から、おすすめの商品をご紹介してきました。今後多くの場所で導入されると考えられるサーマルカメラ。新型コロナウィルス対策だけでなく、録画機能があることで、防犯の観点からも注目されています。ぜひこれを機に導入してみてはいかがでしょうか。
≫サーマルカメラの導入手順とは?
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この記事を書いたライター
T.Tamura
ライター歴5年。ライターチームをまとめる責任者。店舗やオフィス、保育施設等のIT化・DX化、補助金に関する記事を中心に執筆している。
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