効果的なクーポンで売上UP!飲食店のクーポンアイデアと集客に強いツール4選

クーポンは、上手に使うことで集客アップにつなげられるツールです。しかし、「クーポンを使うと売上が減る」「値引き目当てのお客さまばかり来る」といったマイナスイメージを持っている方もいるでしょう。
そこで本記事では、クーポンの集客効果を最大限に引き出すために気をつけたいことと、飲食店におすすめのクーポンツールをご紹介します。

クーポンの役割とは?
飲食店の集客において大切なのは、新しいお客さまにお店を知ってもらい、来たことのあるお客さまには覚えていて(思い出して)もらうこと。そこで役立つのがクーポンです。
たとえば、A店とB店とで、ランチのお店を迷っているお客さまがいたとします。お客さまにとっては、両者とも同じくらい魅力的。そのときに決め手となるのが、クーポンです。クーポンは、「お得だしこっちのお店にしよう」とお店選びの決め手になります。
このように、初来店のきっかけや、「次回来店で50円引きか。また来よう」というリピートのきっかけをつくるのが、クーポンの役割なのです。
クーポンに集客効果を持たせるための3つの決まり
クーポンは、お客さまにとって魅力的かつお得な内容で、お店に利益がもたらされるものでなければなりません。クーポンの集客効果を最大限に利用するために、次の3つのルールを押さえておきましょう。
①有効期限をもうける
お店で有効期限のないクーポンをもらったとき、あなたはどう思いますか?「いつでも使えるから」とお財布にしまい込み、そのまま忘れてしまうのではないでしょうか。
有効期限のないクーポンは、お客さまの記憶に残りにくいもの。お財布の奥からたまたま出てきたときくらいしか、思い出してもらえないのです。これでは、「来店のきっかけをつくる」という役割を果たせていません。
来店してほしい周期から考えて、クーポンの有効期限を決めましょう。月に1回来るリピーターを増やしたいのなら、「有効期限は1ヶ月」という具合です。
②対象者を明確にする
学生層を開拓したいと思い、「食べ放題コース10%OFF!」のクーポンを情報誌に載せたとします。ところが、クーポンを使ってくれたのは常連さんばかりで、学生はほとんど来てくれませんでした。
これでは、新規の客層を開拓できなかっただけでなく、入ったはずの売上を10%捨ててしまったのと同じです。
クーポンは、利用条件や対象者を明確にしないと、単なる損失になりかねません。上記の例であれば、「学生証提示で食べ放題コース10%OFF!」とするべきでしょう。「3名以上のグループの方に」「今月が誕生月のあなたに」など、お客さまの印象に残るフレーズで対象者を絞ってみてください。
③特典は割引に限らない
飲食店のクーポンといえば、「〇円引き」「お会計から〇%OFF」などがメジャーです。しかし、クーポンの特典は割引に限らず、お客さまが喜ぶものなら何でもいいのです。
特典には、お店の利益に響かないものを選びましょう。小鉢やミニデザートなど、コストのかからないちょっとしたものがおすすめです。
- お通しのサラダ お代わり無料!
- 対象のパンをお買い上げの方限定 オリジナルステッカープレゼント!
- OPEN2周年記念!2のつく日が誕生日の方に小鉢をサービス
- クリスマスケーキのご予約でミニクッキープレゼント!
このように、魅力的なフレーズで印象をつけ、対象メニューやサービス品の写真も載せましょう。このようなクーポンは記憶に残りやすく、高い集客効果が期待できます。
おすすめのクーポンツール4選
クーポンツールとして利用できる、4つの媒体をご紹介します。
①Instagram
おすすめメニューや調理風景を写真で投稿し、タイムリーな情報を届けられるInstagram。 次のような方法で、クーポンツールとしても利用することができます。
投稿写真にクーポンをつける
「投稿を見ました!」でトッピング1種類サービス など
指定のハッシュタグをつけて、拡散してもらう
「#〇〇(お店の名前)」「#〇〇(地名)肉バル」「#ローストビーフ丼」をセットで投稿してくれた人には、次回のお会計から10%引き券プレゼント など
フォロワーを増やす
お店のアカウントをフォローしてくれた人先着50名に、ソフトドリンク一杯プレゼント など
この場合、クーポンを使ったあとにフォローを外してしまうお客さまもいます。クーポンを使い終わっても関心を持ち続けてもらえる、お客さま目線の投稿を心がけましょう。

②Wi-Fiチラシ
近くにあるWi-Fiスポットに自動接続できるアプリ『タウンWi-Fi』。同アプリから生まれた集客ツールが、お店からのメッセージやクーポンの配信ができる『Wi-Fiチラシ』です。
クーポン配信の流れ
【1】お店の周りに飛んでいるさまざまなWi-Fi(公共施設や交通機関など)を自動検知
【2】そのWi-Fiに接続したタイミングや、特定のエリアに入ったタイミングで、ユーザーにプッシュ通知でクーポンを配信
※年齢層、性別、来店頻度など、ターゲットを絞った配信が可能

③LINE@(LINE公式アカウント)
LINE@は、多くの企業やお店に使われているLINEのビジネス版です。友だち登録してくれたすべてのお客さまに対し、一斉にメッセージやクーポンを配信できます。
クーポン作成の手順
【1】管理画面の「クーポン・イベント作成」をクリック
【2】クーポンタイトルと画像を設定
※タイトルは、配信時に真っ先にユーザーの目に入ります。関心を引くような、インパクトのあるタイトルにしましょう。
【3】「割引」、「FREE」、「プレゼント」、「キャッシュバック」、「その他」からクーポンの種類を選ぶ
【4】有効期間、使用回数(1回限りor有効期間中何度でも)、利用条件などを設定
【5】プレビューで問題がなければ保存、配信
管理画面からは、クーポンを開封したユーザーの数や、使われた回数などを確認できます。どのクーポンへの反響が大きかったのかをつかみ、集客に役立てることができます。

④ポスティングチラシ
ポスティングチラシは、チラシにクーポンを載せる方法です。アナログではありますが、ターゲットが住む地域に確実にアプローチできます。
また、ターゲットが一人暮らしの若者であれば賃貸住宅、家族連れであれば一戸建てというように、ポスティングする家を選べる柔軟さもあります。
チラシのさらなるメリットとして、「視認性の高さ」があります。誰でも必ず、自宅のポストはチェックしているもの。そのため、クーポンが目にとまる確率も上がるのです。

最後に
売上アップを狙うなら、新規のお客さまを集めるのはもちろん、リピーターを増やすことも大切です。1回限りの来店で終わるのではなく、2回目以降も「また来よう」と思ってもらえる、魅力的なクーポンを用意しましょう。
最後に、大切なことをもうひとつ。とくに割引系のクーポンにいえることですが、短期間に何度も発行するのは控えましょう。
なぜなら、安さを基準にお店を選ぶお客さまばかりが集まって、お店の本当のファンをつくることができなくなるからです。クーポンの発行頻度や内容をきちんと考えることは、お店が「中身」で勝負するための基本です。
本記事で紹介したポイントに気をつけながら、お客さまにとって価値のあるクーポンをつくって集客、売上UPに役立てていきましょう。

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