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いい事業計画書とは?目的、メリット、作り方、注意点を解説!

 

事業計画書は、ビジネスに必要な事業資金を調達するためのカギとなる重要な書類となります。自分のビジネスを構成する要素において、分かりやすく伝えることはもちろん「この人に任せたい!」と思わせるほどの事業計画書であれば出資や融資も得やすくなるでしょう。

本記事では、これから事業計画書を作成する人に向けて、事業計画書を作成する目的やメリット、注意点などをお伝えするとともに、実際にどのような要素を盛り込んで作成するのかといった事業計画書を作成するコツなども解説します。

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事業計画書とは?

事業計画書とは、今後事業をどのように運営していくのかを具体的に分かりやすく落とし込んだものを内外に示す計画書のことをいいます。英語では「business plan」と呼ばれています。
事業責任者が考えているイメージを事業計画書というかたちを通して具体的にまとめることで、その計画が実現できるのか否かを冷静に判断することが可能となります。

いい事業計画書とは?事業計画を立てる目的

そもそも企業にとっていい事業計画書とはどのようなものなのでしょうか。ここでは事業計画書を立てる目的と作成時に押さえておくべきポイントを紹介します。

目的

そもそも、事業計画書を作成する目的は、公的・民間の金融機関や投資家に提示することで事業の承継や資金の調達を行うことです。会社の資金の出所は、返済義務のある「融資」と返済義務のない「出資・投資」の2つに分けられますが、いづれにしても説得してもらえるような事業計画書を出すことができなければ事業の資金の調達は不可能となります。
出資金を出してくれる金融機関は、将来的に返済できそうもない事業者に対してお金を貸すことはできません。さらに投資家もこの先成長性のない企業・事業に対して投資したいとは当然思わないでしょう。
事業計画書を作成することは、事業の継続的な収益性を示す指標となり、信頼を得ていくものとなります。説得力のある事業計画書があれば、公的・民間の金融機関や投資家に提示することで資金を調達することが可能となるのです。

事業計画書の作成時、押さえておくべきポイント

事業計画書を作成する際は、「5W2H」を意識して書くことがポイントです。こうすることで事業の取り組み内容を相手に正確に伝えることが可能となります。

≪5W2H≫
・When(いつ)→なぜこの事業をやるのか
・Where(どこで)→想定する市場は、顧客は?
・Who(誰が)→誰がするのか
・Why(なぜ)→なぜこの事業をやるのか
・What(何を)→ 商品やサービスの具体的内容は
・How(どのように)→どのように事業をやるのか
・How much(いくら)→資金は、売り上げや利益の目標は?

事業計画書を書くメリット

つづいては、事業計画書を作成することで得られるメリットについてご紹介します。

メリット①思考イメージを整理できる

事業計画書を作成するメリットの一つとして、思考イメージを整理することが挙げられます。
「どのような目的で事業をしようとしているか」「どのようなアイデアがあるか」「売上目標や今後の流れ」など頭でイメージするだけでなく、改めて書き出し可視化することで思考を整理することができます。さらにそれを客観的に検討することで新たな気付きやアイディアが生まれる可能性も大いにあるでしょう。

メリット②事業の方向性を共有できる

事業を起こす場合は、個人事業主として一人で行う方もいれば、従業員を抱えて法人化する場合などさまざまかと思います。とくに小規模で始める場合は、創業者の頭の中に全ての計画が詰め込まれているため、会社の規模が大きくなった場合に従業員や関係者と共有するのが難しいといったことにもなり兼ねません。事業計画書を可視化することで、今後の方向性を関係者が理解し同じ方向で進むことができます。また方向性の共有をすることで社外へアピールする材料にもなるでしょう。

メリット③融資審査に通りやすくなる

事業計画をしっかり考えて計画書を作り上げていれば、審査機関に通りやすくなる上、審査期間の短縮も期待できます。
事業計画書を作成することで、資金面での問題や改善点も分かりやすくなり今後の収益を上げる見込みも提示することが可能となります。それにより、将来を見据えた審査判断をしてもらえる可能性は上がるでしょう。また事業計画書に審査に必要な情報が載っていれば金融機関内で稟議が上層部に届いた際に内容が伝わりやすくなるため、融資審査の短縮も期待できるでしょう。

メリット④銀行などの金融機関へのアピールが可能

事業を起こす際の資金を調達するときに、銀行などの資金提供者に対してのアピールは必須です。「何の目的でどのような事業を始めるのか」「事業が成し遂げるものは何か」などを伝えるためには、口頭での説明では時間がかかり、必要な項目も伝わりにくくなります。
そんな場合に事業計画書があることで、相手が知りたい情報を短時間で正確に伝えることができるため資金提供者へアピールが可能となります。

事業計画書の作り方~7つの手順~


ここでは、さっそく具体的な事業計画書の作成手順を解説します。おもに事業計画書は以下の7つの手順に沿って作成していきます。

手順①事業テーマを書く
手順②事業を行う背景を書く
手順③事業の市場規模を書く
手順④事業の優位性をアピールする
手順⑤事業の実現性を書く
手順⑥事業の将来性を書く
手順⑦事業の収益性を書く

それぞれ手順をみていきましょう。

 

手順①事業テーマを書く


引用:J-Net21「起業マニュアル・事業計画書の作成方法」より


はじめに事業の目的や将来のビジョン、コンセプトなどのビジネステーマを書いていきましょう。その際は、一言で分かるように書くことがポイントです。また読み手にとって惹きつける内容にする工夫と「この人に任せても大丈夫だな」と思ってもらえるような強い説得力と根拠に基づく裏付けも必要となります。コンセプトには、以下を記入します。

・基本コンセプト
・ターゲット
・モチベーション
・サービスの内容
・立地条件
・メニュー
・消費形態
・店内環境

 

手順②事業の背景を書く

つづいて、会社と代表者のプロフィールを作成します。ここは、おもに会社名・事業形態・会社所在地・代表者の氏名・従業員数などを記入します。さらに、ビジネスの背景となる経営者の過去経歴やこれまでに得たノウハウ、持っている技術、今回の企業に至る動機などを書きましょう。

手順③事業の市場規模について書く

競合他社の分析調査やマーケティング戦略などを統計データを用いて事業の市場規模について書きましょう。ExcelやPowerPointを活用してよりグラフや表などでより分かりやすくすると効果的です。

手順④事業の優位性をアピールする

市場環境と自社の商品やサービスの特徴を記入し、他社とは異なる事業の優位性をアピールしましょう。裏付けとして、市場調査で得たデータを含めてより具体的にどの点がどれほど優れているのか明確にすることがポイントです。

手順⑤事業の実現性を書く

次に、具体的な事業スケジュール・販売価格・提供価格・販売方法・仕入れ方法・生産方法・組織と人員計画など記入します。ここでは、実現できる事業だと第3者が読んでも納得できるような内容でなくてはなりません。
これに加えて、商品やサービスの営業方法や仕入方法など説得力を持って説明をしましょう。また想定されるようなリスクや問題点とその解決方法なども記入することで実現性の高さ増すでしょう。

手順⑤事業の将来性を書く

ビジネスの今後の将来性も重要なポイントです。企業当初は小さく事業を始めた場合でも数年経過すると大きな事業になるのかどうか、事業を展開する規模やサービスの拡大予定などがあれば記入しておくようにしましょう。

事業計画書をまとめるうえでの注意点

最後に、事業計画書を作成する上で、陥りやすい問題や注意点について解説します。

①細かく具体的な内容にする

事業計画書を作成する際は、計画だけを書くだけでは不十分となります。資金を提供してくれる金融機関や投資家などに理解してもらるよう数字や計画以外の情報も入れながら作成することが大切です。例えば、以下のような項目があれば理解しやすくなります。

・会社の沿革や代表者のプロフィール
・従業員数やビジネスモデルの概要、取引先など
・会社が抱える解決すべき問題や課題

このような項目を盛り込むことで、今後会社が取り組む施策と数値計画など資金提供者に伝わりやすくなります。

②整合性のとれた分かりやすい内容にする

事業計画書は、読み手のことを考えできるだけ簡潔な資料にまとめましょう。事業を知らない人が読んでも分かりやすいような資料に仕上げるため、グラフや図などを用いるといいでしょう。そのときも視覚的に凝ったデザインにするのではなくシンプルなものを取り入れようにしましょう。シンプルで読みやすいことに加え、内容の整合性が取れているかも重要なポイントとなります。

③根拠に基づいた数値を

事業計画書に記載した数値に対して実現性があるか根拠を問われることも少なくありません。たとえば「売上が7%増加」「売上が100万増加」などといった収支の見込みに数値を用いる場合などです。この数値計画に対して、どのように実現するのか、可能な限り具体的に裏付けや根拠を提示するようにしましょう。根拠を説明することはそうカンタンなことでなないでしょうが、客観性のあるデータや根拠に基づく資料は、融資を受ける際に非常に重要となります。そのため、あらゆる細かい情報でも、根拠のある数値と共に事業計画書へ記載するようにしましょう。

④競合他社についても書く

自社の競合についても調査は必要となります。事業計画書に競合についての情報がない場合、「ちゃんと考えているのか?」と捉えられてしまうこともあります。また、競合を調査することは、自社の今後の戦略やマーケティングに活かすことができるのでメリットは大きいです。

また競合に加え、市場環境の調査も重要なポイントです。これから参入するマーケットの中で、どのターゲットを自社は狙っていくのか、そのくらいの収益を目指していくのかを明確にします。それを踏まえた上で自社の強みを説明できればより説得力も増すでしょう。

まとめ

 

今回は、事業計画書の目的やメリット、注意点、事業計画書の作成などについて解説しました。
事業計画書がきちんと書けるようになれば、金融機関からの融資だけでなく投資家から出資を受けるときにも非常に役立ちます。これから事業計画書を作成する人は、ぜひ今回の記事を参考に作成してみてくださいね。
また起業後、企業や店舗が利益を確保するためには経費を抑えることも重要なポイントです。起業に併せてコスト削減の方法を学んでおけば利益確保に繋がります。はじめてのDXでは、コスト削減の方法なども詳しく記載しています。あわせてチェックしてみてくださいね!

>>【飲食店編】率的で効果の高いコスト削減対策。利益につながる4つのポイント!

>>固定費と変動費の違いは?店舗の経費削減テクニック!

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