【ルーターとは】モデムとの違いは?テレワークで需要が増すルーターの基礎知識

新型コロナウィルスの影響で、在宅でのテレワークや休校措置に伴う家庭学習など、これまで以上にインターネット環境が必要となっているご家庭も多いのではないでしょうか。また、2021年に延期となった東京オリンピックにも注目して店舗のWi-Fi環境もより強化しておきたいもの。そこで今回は、ますます需要の増している「ルーター」の基礎知識をご紹介していきます。
ルーターとは

まずルーターとはなにか、どのような役割や機能をもつものなのかを解説していきます!
ルーターは複数の端末に同時に繋げる機能を持つ
ルーターとは、一度に複数の端末をインターネットに接続できるようにしてくれる機器です。現在はインターネット社会として様々な機器をインターネットに接続して使用する時代になりました。こうした複数同時接続を可能にしてくれるのが、ルーターという機器なのです。
ルーターの接続方法
ルーターの表面にはランプが複数付いています。裏側にはケーブルの差し込み口であるLANポートが複数あるでしょう。「WAN」と書いてあるポートには、LANケーブルを指してさらにそれをモデムやONUと繋ぐことで、インターネット回線との接続を可能にしてくれます。
ルーターはそれぞれの端末の道しるべを行う
ルーターは、接続された端末のそれぞれを、どの道を通すべきかという判断を行う、案内人のような機能を持っています。複数の端末が繋がることで、スムーズにインターネット接続ができるようにしてくれているのです。
ルーターの語源が「道を指示する者(route+er)」からきていることを考えると、わかりやすいかもしれません。
ルーターには有線と無線タイプがあるって知ってた?
無線接続が手軽で便利になっているため、ご存知ない方もいるかもしれません。実はルーターには接続方法として有線と無線の種類があるのです。
有線で同時に複数繋ぐのは、デスクトップ型のパソコンを複数台使う場合などが挙げられるでしょう。
ご自宅ではノートパソコンやスマホ、テレビなど無線で繋げる端末が多いため、無線タイプのルーターが一般的かもしれません。
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ルーターと混合しやすいWi-Fiとは

ルーターは、「無線LANルーター」や「Wi-Fiルーター」と呼ばれます。混同しやすいのですが、「Wi-Fi」という言葉自体は、ルーターとは同義ではありません。
Wi-Fiってなに?
Wi-Fiは「Wireless Fidelity」の略で、無線LANの規格のひとつです。無線LANが登場した頃は、製品によっては接続の相性の問題などで繋がらないトラブルなどもありました。1999年に設立された「Wi-Fi Alliance」という団体が検証して、相互接続に問題がないということを証明されたものに「Wi-Fiマーク」が付けられるようになりました。そのため、「Wi-Fi」は繋がることが証明されている無線LAN規格ということになります。
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モデムとルーターの違い

同じような機器として、混同しやすいのがモデムです。以下で、モデムとルーターの違いについて簡単に解説していきます。
モデムとは
モデムとは、デジタルとアナログのそれぞれの信号を変換するための機器。そのままの信号同士では互いに通信することができません。電話回線を使ってインターネットに繋げる場合、アナログ信号を変換する必要があるのです。そのために必要なのが、変換する機能を持つモデムということになります。
そのため、ルーターは複数の端末を同時にネット接続させるために必要なもの、モデムは電話回線の信号を変換するために必要なものという異なる役割を持つものということがわかりますね!
混同しやすいONU(=光回線終端装置)とは
モデムと混同しやすいものとしてONU(=光回線終端装置)があります。これは電気の信号を光の信号に変換するための機器。モデムと機能は似ていますが、光回線を使用する際に信号を変換する際に必要な機器なのです。このことからわかるように、光回線ではモデムではなく、ONUを使用することになります。
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テレワークなどでルーターの需要が高まっている

スマホやインターネット接続が普及した現代、同時接続ができるルーターも同様に浸透しています。
さらに昨今、新型コロナウィルスの影響により、テレワークや家庭学習におけるWi-Fi環境の需要が高まってきているのです。すでにルーターを設置している家庭の場合でも、在宅者の人数や同時接続の台数によって、繋がりやすさに支障が出る場合もあるでしょう。また、動画視聴やオンライン授業では、スムーズな通信が必要になってきます。
そこで、企業やご家庭でモバイルルーターを用意したり、よりスペックの高いルーターを求めるケースも出てくるはず。
ますます需要の高まっているのが今と言えるかもしれません。
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店舗や自宅で注目されるメッシュWi-Fi
オフィスや店舗などの法人にも最適、ご家庭にも注目されているのがメッシュWi-Fi。室内のWi-Fi環境をより快適にしてくれる製品として、各メーカーでも人気が出ています。
特に人気のTP LinkのメッシュWi-Fiをチェックしてみましょう。
Deco M4

(画像引用:TP Link公式HP)
1つのネットワーク名で統一されたネットワークを構築。設置先の室内空間では、歩いて移動するなかで自動的に最適な接続先に切り替えてくれます。手動で切り替える必要がないため、使いやすく快適に利用できるでしょう。
また、広範囲の空間や細部もしっかりWI-Fi環境を整えたい場合、機器(ユニット)を追加することでより快適な空間を実現できるでしょう。
最大速度1167Mbpsとして安定した接続環境を整えてくれます。設定もDeco専用のアプリで簡単に設定することができる点も安心です。
》Deco M4に注目!死角をなくせるWi-Fiとは?
Deco M9 Plus

(画像引用:TP Link公式HP)
DecoシリーズとしてメッシュWi-Fi機能を持つ製品。最大2134Mbpsの速度で、トライバンド機能を持ち併せています。高速の光回線とも相性が良いでしょう。
スマートホームハブが内蔵されているため、スマート家電を設置しているご家庭にも重宝します。また、「TP Link HOME Care」機能の搭載により、お子様のインターネット接続やセキュリティ面でも安心して利用することができます。
》Deco M9 Plusってどんな製品?
》【店舗や企業にもおすすめ】TP LinkのメッシュWi-Fiシリーズについて詳細はこちら!
まとめ
今回はWi-Fiの基礎知識として「ルーター」についてご紹介しました。
混同しやすいモデムやONUなど周辺機器との違いを理解することが重要ということがわかりました。
新型コロナウィルスの影響で、テレワークが増加している今、自宅でのWi-Fiを見直す機会として是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
また、2021年に延期になった東京オリンピックに備えた集客対策としても、Wi-Fi環境の見直しを行うことで外国人観光客の集客にも役立つでしょう。
》テレワーク推進企業におすすめ!世界中で使えるモバイルルーターなら「hy-fi」
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この記事を書いたライター
M.Kimoto
ライター歴5年。ライターチームをまとめる責任者。主にインバウンド集客に関する記事を執筆。最近では、コロナ禍での集客方法など、飲食店サポート記事が反響を呼んでいる。
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