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【オーバーツーリズムとは】観光地が悲鳴!課題と解決策は?

オーバーツーリズムという言葉をご存知でしょうか。近年外国人観光客をはじめとした観光客が日本各地で増加していることで、経済に好影響を与えつつも、各観光地ではトラブルやゴミの問題などで悩まされている現状もあるのです。今回はこうした「オーバーツーリズム」の問題についてご紹介していきます。

オーバーツーリズムとは?

観光地で起きている交通渋滞をイメージした画像
オーバーツーリズムとは、観光地に対して多過ぎる観光客が集まってしまうことを言います。オーバーツーリズムに陥ることで、交通道路の渋滞、ゴミ、人混み、喧嘩等のトラブル、地域住民の生活に支障が出るなど、様々な問題が顕在化してきている状況です。外国人観光客が増加する中で、その国の生活習慣や常識も異なるため、すぐに解決することができない難しい問題でもあるでしょう。
また、インスタグラムが若者を中心に浸透する中で、観光地や人気店に人が押し寄せ、こういった問題が起きやすくなっていることもあるでしょう。

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オーバツーリズムにも繋がる訪日外国人数の増加

団体の観光客を乗せたいくつもの観光バス
オーバーツーリズムが起こる要因の一つとして考えられるのが、訪日外国人の増加。

JNTO日本政府観光局によると、2009年の訪日外国人数が680万人であるのに対し、直近の2019年は3180万人以上としています。この10年間で4倍以上にも増加していることを踏まえると、人気の観光地やエリアにキャパシティ以上の観光客が訪れることが想像できるでしょう。

(参考データ:”国籍別/月別 訪日街客数 JNTO日本政府観光局)

Lccやビザの緩和

近年、LCCと呼ばれるローコストキャリア(格安航空会社)が人気を集め、特にアジアからの近隣国を中心に使われています。韓国や中国などは特にこのLCCを利用することで気軽に安く訪日することができるようになったのも、訪日外国人が増加した理由の一つと言えるでしょう。
また、日本としてはビザ条件の緩和を行ったことで、こちらもビザを発券しやすくなり、訪日がしやすくなっているとも言えます。特に中国に対しては、学生向けや富裕層向けのビザの緩和が進み、申請や書類の提出の手間が簡素化されています。
訪日外国人の約1/3を占める中国人観光客が激増しているのも、こうした背景が関係しているでしょう。

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オーバーツーリズムへの対策

手ぶらで観光している様子

観光客の制限

観光客を物理的に制限する方法です。大胆な対策にはなりますが、実際に海外では行われている事例もあるくらいです。クロアチアやイタリア、ギリシャやの一部地域や島への観光客が激増したことで、旅行者の受入れを制限した例もあり、規定数に達した時点で封鎖を行うなどの対応が行われているということです。

各地域にはそれぞれの情景や素晴らしい観光名所がある中で、一箇所に集中してしまいがちです。それを分散して全体的な街や国の活性化のためにも観光制限をかけるのも一つの手かもしれません。
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予算を地域の負担軽減にあてられるような仕組み

観光客によってもたらされる利益を、観光地の負担を軽減するために使えるような仕組みを作るなどが挙げられます。観光客に対して、入浴税や宿泊税を課している場合がありますが、こういった税金を負担軽減のための環境整備費に充てるなどできるようにすることで、各地域のオーバーツーリズムによる疲弊や負担を抑えることができるのではないでしょうか。

手ぶら観光の推進

大阪や京都など日本の中でも人気観光地が集まる関西エリアでは、関西観光本部や近畿運輸局等が中心となって「手ぶら観光」を推奨しています。手ぶら観光とは、荷物を持ち歩かずに、宅配業者と連携して空港や宿泊施設に届けるサービスを利用すること。これを行うことで、観光客が身軽になり、行動範囲が広がり、利用交通期間の分散にも繋がると期待されています。近畿運輸局では外国人観光客向けに「手ぶら観光・利用ガイドブック」を配布しています。観光客にとっても身軽で荷物の少ない状態はストレスが軽減し、利便性の高い対策と言えるでしょう。

この手ぶら観光は、宅配業者が中心となって、東京でもサービスを展開しています。今後もこうした利便性の高く、オーバーツーリズムの解消にも役立つ対策により、観光客の分散や公共交通機関の集中混雑が緩和されていくことを期待したいです。

近くのエリアと協力

人気の観光エリアに関しては、近隣の地域とともに対策を行い、観光客の分散させることもオーバーツーリズムに効果があるでしょう。近隣エリアに、観光地としての魅力を強化させ、交通機関や環境を整備することで、一つの地域に集中して集まるという事態を少しは解消できるはずです。そのために予算をかけたり、PRやSNS等で発信していくことが必要になってくるでしょう。

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まとめ

今回は観光地に想定以上の観光客が押し寄せることで近隣住民や街の負担が起こる「オーバーツーリズム」についてご紹介しました。

年々増加している外国人客は、国際イベントに向けてさらに増加すると見込まれています。インバウンド対策を行うと同時に、こうした観光客増加による問題や弊害なども意識していくことで、より街にも人にも快適なインバウンド対策を進められるのではないでしょうか。

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