【テーブルチェックとInstagramが提携?】PRから事前決済まで完結!

飲食店の集客方法と言えば、チラシやのぼりといった広告や、グルメサイトへの登録といったWEB集客が一般的でした。ところが最近ではSNSを使った集客に注目が集まっています。SNSアプリのひとつ「Instagram(インスタグラム)」では「TableCheck(テーブルチェック)」と連携し、インスタグラムの投稿画像から予約ができるようになりました。本記事では、テーブルチェックの活用方法について解説します。
飲食店のグルメサイト離れ
業界トップのグルメサイト「食べログ」の月間利用者数は3月末で1億647万人と12月に比べて約1,200万人も減少しています。(日本経済新聞:コロナで拡大「インスタ経済圏」 グルメサイト揺るがす)新型コロナウイルスの影響から、飲食店に訪れる顧客の数が減り、閉店やコストカットなどの対応を取っていることが原因でしょう。店舗によっては有料掲載に年間100万円をかけていることもあることから、コスト削減のため会員を解約を希望する店舗も増えているようです。
インスタグラムと飲食店の相性
グルメサイト離れが進む中で、新たに注目を集めているのが「インスタグラム」です。インスタグラムは無料でアカウントを作成でき、ハッシュタグで検索可能という手軽さと便利さから、飲食業界のインスタグラムの参入率は急激に伸びています。日本においてハッシュタグ検索を行うユーザーは、世界平均の3倍に上り、インスタグラムを情報収集ツールとして捉えていることがわかります。このことからも、飲食店とインスタグラムによる集客の相性は良いと言えます。
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インスタから予約ができる
従来のインスタグラムの活用と言えば、広告やPRの意味合いが強く、実際にホームページを訪れて予約をしてくれるというユーザーは多くはありませんでした。
しかし2020年4月27日にインスタグラムのストーリーズ画面とプロフィール画面に「料理を注文する」というスタンプ・アクションボタンを配置できるようになりました。「席を予約する」をクリックしたユーザーは、予約サイトに自動でページ移動しレストランやカフェなどを予約することが出来ます。つまり1つの投稿内でPRと予約が可能となったのです。
インスタグラムの月間アクティブユーザー数は約3,300万人と言われており、飲食店は世界に向けて宣伝が打てることになります。またテーブルチェックの予約機能を使うことで、予約客管理が簡単になり、これまで獲得できていなかった客層を獲得するチャンスにもなるでしょう。
メリット
インスタグラムと連携されたテーブルチェックの予約機能を導入することで、ユーザーはインスタグラム内で「検索→発見→予約」というステップをスムーズにこなすことが出来るようになりました。これまでであれば、インスタグラムから店舗情報を知ったら、グーグルで店舗名を検索し、グルメサイトで予約をするといった流れが一般的でしたが、この流れはユーザーにとって手間も時間もかかる為、店舗の顧客獲得チャンスを逃す可能性がありました。しかし「席を予約する」ボタンを導入することで、ユーザーが行きたいと感じたらすぐに予約できるため、ユーザーと店舗のマッチング率を増加するのに効果的です。
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使うアプリはテーブルチェック
インスタグラムの予約機能はテーブルチェックとの連携によって開始されました。テーブルチェックとは、店舗のネット予約管理システムで、24時間365日即時予約することができるサービスです。電話予約だと深夜や忙しい時間帯に電話が取れず顧客を逃す可能性がありますが、テーブルチェックであればいつでも予約可能なため、予約客を逃さず、店舗は顧客の接客対応に集中することが出来ます。
対象店舗
飲食店がインスタグラムの予約機能を使うには、アカウントページに「席を予約する」というアクションボタンを設定する必要があります。アクションボタンを設置できるアカウントは以下の通りです。
① テーブルチェックを登録している
② インスタグラムアカウントを持っている
③ ビジネスプロフィールに移行されている
この3つの条件がそろっていれば、どの飲食店も簡単にインスタグラムのアカウントページから予約機能を使うことが出来ます。
Tablecheckとの連携方法
こちらではインスタグラムとテーブルチェックの連携方法は下記の通りです。
1.インスタグラムを開き「プロフィールを編集」をクリック
2.「連絡先オプション」をクリック
3.「連絡先オプション」から「アクションボタンを追加」をクリック
4.「TableCheck」をクリック
5.「TableCheckのURLを追加」から、テーブルチェックのページURLを入力最後にアカウントページの上段に「席を予約する」ボタンが追加
最後にアカウントページの上段に「席を予約する」ボタンが追加されていれば、連携完了です。
テーブルチェックの連携によって、既存ユーザーや新規ユーザーの「予約」「購買」アクションを増やすことが出来るでしょう。
事例店舗
会席料理の老舗「本家たん熊 本店」(京都市下京区)は5月中旬、テーブルチェックの予約機能を活用し、インスタグラム上でのでテイクアウトとデリバリーを開始しました。
インスタグラムを見て店舗を知ったというユーザーが増え、新規顧客開拓に効果を発揮。50代から60代のユーザーがインスタグラムをみて店舗に訪れることもあるようです。インスタ効果で、デリバリーとテイクアウトの売上高は30%程伸びているといいます。ユーザーの年代に関わらず集客効果があるのは、飲食店にとって魅力ではないでしょうか。
また、東京・赤坂や大阪・北新地にある寿司店「寿司赤酢」は、インスタグラムでの集客をメインにしており、2020年4月の予約の9割がインスタグラムからの流入というSNS集客が成功している店舗のひとつ。2019年に開業したばかりの店舗ですが、インパクトのある投稿やストーリーズで個性的なメッセージを発信するなどSNSを積極的に活用し、予約1年待ちと言われるほどの人気店となっています。
まとめ
新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわからない現在、店舗では座席数を減らすなどの対応を取らなければなりません。また、店舗存続のためにもコスト削減は欠かせないでしょう。
インスタグラムとテーブルチェックの連携があれば、高額な広告費もなく、無料でインスタグラムユーザー3,300万人にアプローチすることが可能です。また、PRだけでなく予約機能も備わっている為、ユーザーの「行きたい」という欲求をそのまま予約につなげられます。新しい集客方法としてインスタグラムの予約機能を使ってみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いたライター
K.Nishida
カスタマーサポート、社内広報を経験後、ライターへ転身。電力自由化、水道光熱費節約などのコスト削減関連の記事や、起業支援に関する記事を執筆している。
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