ノートPC選びのコツを徹底解説!テレワークに最適なノートPCの条件とは?

新型コロナウイルスの影響などから、近ごろでは、リモートワークや在宅勤務への業務移行の流れが、急激な高まりを見せています。
今回は、そんなリモートワークに必要不可欠なノートPCの選び方について、製品の注目すべきスペックポイントや選び方のコツなどを中心に、わかりやすく解説いたします。
ノートPCの選び方のコツ・ポイント
ノートPCを新しく購入しようと思ったときには、下図のようなスペックシートから自分に合った機種を的確に判断しなければなりませんが、どの項目のどの部分を見れば良いのかイマイチわからないという方は意外と多いのではないでしょうか。
一見すると難しいことが書いてあるようにも思えますが、ノートPCを選ぶ際には、最低限以下の3つのポイントをしっかりと押さえておくことで、無駄な買い物や手痛い失敗を防ぐことができるでしょう。
①CPUの性能:PC本体の性能を左右する部分
②メモリ(RAM)の容量:マルチタスク性能を左右する部分
③ストレージ(SSD)の容量:ファイルの保存領域や動作の速度を左右する部分
ここからは、これら3つの項目について、順を追って見ていきましょう。
まずは、コンピュータシステム全体の心臓部分でもあり、ノートPC本体の性能を大きく左右する「CPUの性能」に注目することが重要です。
「CPU」とは、コンピュータの頭脳に相当する部分を指すもので、PC本体における中心的な演算処理を担当します。
このCPUには、主に「Intel(インテル)社」の開発する「Core iシリーズ」と、「AMD(エーエムディー)社」の開発する「Ryzenシリーズ」の、大きく分けて2種類の選択肢が存在します。
Core iシリーズ
まず、Intel社の「Core iシリーズ」ですが、これには「Core i3・Core i5・Core i7・Core i9」などといった、主に4つのナンバリングモデルがあり、末尾の数字が大きくなればなるほど、より高性能かつ高価なモデルとなっていきます。
Ryzenシリーズ
一方、AMD社の「Ryzenシリーズ」ですが、こちらもIntel製のCPUと同様に「Ryzen3・Ryzen5・Ryzen7・Ryzen9」などの、主に4つのナンバリングモデルがあり、やはり末尾の数字が大きくなればなるほど、より高性能かつ値段も高騰していきます。
どちらを選べばいいの?
どちらのCPUを選んでも基本的には問題ありませんが、動画の視聴やテキストの編集、Webブラウジングなどの軽い作業が中心ということであれば...
Intel製のCPUであれば「Core i3」以上のグレード
AMD製のCPUであれば「Ryzen3」以上のグレード
以上のグレードを選択しておくのが無難です。
逆に、動画の編集や音楽の制作など、クリエイティブで比較的重い作業が中心ということであれば...
Intel製のCPUであれば「Core i7」以上のグレード
AMD製のCPUであれば「Ryzen7」以上のグレード
以上のグレードを選択しておくことで、作業中のストレスを最小限に抑えることができます。
続いては、コンピュータシステムにおけるマルチタスク性能を左右する「メモリ(RAM)の容量」についても、あらかじめ気を配っておくことが大切です。
「メモリ(RAM)」とは、コンピュータシステムにおける一時的な記録の保存領域を指すもので、複数のソフトウェアを立ち上げた場合の動作の軽快さに関連します。
一般的なノートPCの場合であれば、4GB、8GB、16GB、32GBなどのようにメモリの容量を自由に選択することができ、このメモリの容量が多ければ多いほど、複数の作業をマルチタスクで実行することが可能になります。
たとえば、一度に複数のタブを開きながら並列して作業を行いたい場合や、ウェブ会議に出席しながら別のソフトウェアを立ち上げたい場合などにおいては、容量が多いものを選択しておくことで、動作が重くなったり画面がカクついたりといった作業中のストレスを解消させることができます。
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そして最後は、コンピュータシステムにおけるファイルの保存領域や動作速度を左右する「ストレージ(SSD)の容量」についても、しっかりと確認しておくことが重要です。
「ストレージ」とは、コンピュータシステムにおけるファイルの保存領域を指すもので、一般的には、読み書き速度が遅い旧型の「HDD(ハードディスクドライブ)」と、読み書き速度が速い新型の「SSD(ソリッドステートドライブ)」の、大きく分けて2種類のストレージ種類が存在します。
現在では、動作速度が速いSSDが標準搭載されているモデルがほとんどですが、安価なモデルのなかには依然としてHDDが採用されているケースもあるため、PC本体の起動やシャットダウンなど、諸々の動作をスピーディに行いたいという場合であれば、必ずSSDのモデルを選んでおくようにしましょう。
また、このストレージにもメモリと同様に、250GB、500GB、1TB(テラバイト)などのように、ファイルを保存できる容量を自由に選択することができるため、より多くのファイルをPC本体に保存しておきたい場合には、なるべく容量の多いものを選んでおくと良いでしょう。
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本体の大きさやバッテリーの時間も重要
ノートPC選びにおいては、PC本体の大きさやバッテリーの駆動時間なども重要なポイントのひとつです。
一般的なノートPCのモニタサイズとしては、以下のようなサイズ群が挙げられます。
13インチ:横28.7cm x 縦16.2cm 対角線33.0cm
14インチ:横30.9cm x 縦17.4cm 対角線35.6cm
15インチ:横33.2cm x 縦18.7cm 対角線38.1cm
16インチ:横35.4cm x 縦19.9cm 対角線40.6cm
画面サイズが大きければ大きいほどモニタの視認性は上がりますが、そのぶん本体が大型化してしまうため、携帯性という面ではデメリットとなってしまいます。
逆に、本体が小さければ小さいほど携帯性は上がりますが、そのぶん画面サイズが小型化してしまうため、視認性という面ではデメリットとなってしまいます。
どちらが適切な選択かは、ノートPCの利用目的や作業の内容にもよって異なりますが、「なるべくコンパクトなサイズ感で持ち運びを優先したい」ということであれば14インチ以下を、「より大きな画面で作業に集中したい」ということであれば15インチ以上を選んでおくのがベターです。
ノートPC選びにおいては、製品本体のバッテリー容量なども意外と見落としがちなポイントのひとつです。
特に、外出先でのちょっとした軽作業などを想定している場合には、電源が確保できないカフェや喫茶店などを利用する機会が多いため、なるべく大容量のモデルを選んでおくのが無難です。
近ごろでは、リチウムイオンバッテリーの進化にともなって、小型軽量かつ大容量のバッテリーが安価に入手できるようになりましたが、電源が確保できない屋外での作業がメインということであれば、少なくとも8時間以上のバッテリー持ちが期待できる製品を購入しましょう。
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まとめ
今回は、リモートワークに必要不可欠なノートPCの選び方について、製品の注目すべきスペックポイントや選び方のコツなどを中心に、わかりやすく解説いたしました。
日々の仕事の生産性にも直結する大切な仕事道具として、今回の記事を参考にしながら、ぜひ自分に合った最適なノートPCを選んでみてください。
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この記事を書いたライター
Y.Masaki
通信回線の営業からライターへ転身。営業時代に培った経験や知識を活かし、WiFiやモバイル回線などのインターネット関連記事を中心に執筆している。
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