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【経営者必見】イニシャルコストとは?ランニングコストとの違いも解説!

経営者の課題として常に挙げられるのは「コスト問題」です。今回はこれからお店を開業する予定の方、すでに運営している店舗経営者の方も知っておきたい「イニシャルコスト」について解説します。店舗の利益拡大に役立つ「損益分岐点」など、店舗のコスト問題によく登場する用語もチェックしていきましょう。

イニシャルコストとは?


店舗の開業・運転には多くのコストがかかりますが、事前にコストを把握し削減ポイントを明確にできれば事業をスムーズに進めることが可能です。代表的なコストの1つにイニシャルコストがあります。イニシャルコストは経済学用語で「初期費用」を示します。こちらではイニシャルコストの意味や、使い方について解説しています。

イニシャルコストの意味

イニシャルコストを端的に表すと「初回の1回だけ支払うコスト」のことです。不動産業や飲食業、メーカーなど業種を問わず使われる費用ですので、ぜひ覚えておきましょう。イニシャルコストを抑えることは、企業の立ち上げにおいて重要なポイントです。なぜなら、イニシャルコストを抑えることで、企業の黒字化に繋がりやすくなるからです。イニシャルコストは売上にかかわらず発生する費用のため、会計上「固定費」として分類されます。

イニシャルコストの使い方・使う場面

イニシャルコストという言葉には「初期費用・開発費・導入費」といった意味があります。新規で物品やサービスを買う場合、新製品や新プロジェクトを開発する場合、物品やサービスを導入する場合に使用されます。

ランニングコストとは?


経営のコストとして注意したいもう一つが「ランニングコスト」です。ランニングコストは経済学用語で「運転資金」を示します。経営者の中には、イニシャルコストを重視するあまり、開業後の経営が黒字化するまでのランニングコストを見誤る方は多くいます。店舗の売上や利益はランニングコストがわからなければ予測できませんので、開業する前から一度金額を算出しておかなければなりません。こちらではランニングコストについて詳しく解説しています。

ランニングコストの意味

日本語で「運転費用・維持費用」を意味し、分かりやすく言えば、「継続して発生するコスト」を指します。電気代や通信費といった費用はランニングコストのイメージが付きやすいのではないでしょうか。
また人件費や、広告費、原材料もランニングコストに含まれます。このように、店舗よって発生するランニングコストの種類や金額は異なりますが、いずれも、売上に関係なく必ず支払わなければならないため、決して見過ごすことはできません。ランニングコストは、その使用量に応じて増減する場合、会計上は「変動費」として分類されます。

両者コストの違い

イニシャルコストとランニングコストの大きな違いは「費用が発生するタイミング」にあります。イニシャルコストは物品の導入など運用開始に至るまでの「初期費用」、ランニングコストは物品の導入後に継続して発生する「運転費用」と分けられています。

ライフサイクルコストはトータルのコスト

ライフサイクルコスト」とは、英語で「Life cycle cost」と表記し、頭文字をとってLCCと呼ばれることもあります。建物や製品などに関して「導入 ⇒ 使用 ⇒ 廃棄」という段階における費用を一括で捉えたものです。
店舗経営の際にはイニシャルコストとランニングコストを抑え、なるだけ黒字化経営を行なっていきたいものです。たとえイニシャルコストを抑えられたとしても、ランニングコストがかかってしまえば意味がありません。バランスを考え、2つのコストを合わせた「トータルコスト」の削減を目指していきましょう。

イニシャルコスト・ランニングコスト、英語ではどう言う?

イニシャルコストは英語で「initial cost」と表記し、initialには形容詞で「初めての、最初の、初期の」という意味があります。

ランニングコストは英語で「running cost」と表記します。「run」は「(機械などが)動く・(車や船など)を運転・運行させる」といった意味になります。

どちらを重視する?

事業を始めるにあたり、イニシャルコストとランニングコストどちらを重要視するかといえば「イニシャルコスト」でしょう。なぜなら前者は利益が出るまでに時間が掛かる場合が多いからです。イニシャルコストが高ければ「金銭的リスク」はその分高まります。事業はライバル店の登場や、天気のような「外部からの不可抗力」によって売上が左右されますので、イニシャルコストが低く、早く利益を出せる事業の方が金銭的リスクは低いということになるでしょう。

損益分岐点との関係

店舗の利益を計画的に考える上で参考となる指標「損益分岐点」をみていきましょう。損益分岐点の数式は以下のようにあらわすことが出来ます。



営業利益=売上高-固定費-変動費


このときに営業利益が0になる地点を「損益分岐点」と言います。損益分岐点がプラスになれば利益が発生し、マイナスになった場合は赤字になります。企業はこの「損益分岐点」を指標にして、利益拡大のため戦略を計画します。一般的にイニシャルコストとなる固定費は全ての費用の中でも大きな割合を占め、利益を出すためには固定費をいかに抑えるかが重要になっています。つまり、イニシャルコストをどれだけ抑えられるかが、店舗の黒字化経営に直結します。

トータルでのコストを考えることが大切

経営者は損益分岐点を計算し、売り上げ目標や人件費などを決めていきます。例えば、月のランニングコストが20万円、収益が60万円の場合、店舗の利益は40万円となります。しかし、ここで忘れてはいけないのがイニシャルコストです。店舗を開業する際に2000万円のイニシャルコストがかかっていれば、1ヶ月40万円の利益を得ている店舗は、イニシャルコストを回収するのに50ヶ月かかる計算になります。

一方で、長く経営を続けていくためには、ランニングコストも重視する事が大切です。例えば業務用冷蔵庫のイニシャルコストを抑えるため、型落ちした商品を導入した結果、節電効果が弱くランニングコストが想定以上にかかる可能性があります。また、ランニングコストをおさえようと人件費や原材料費を削った結果、店舗の品質まで下がり、売り上げまで落ちてしまっては意味がありません。

できるだけイニシャルコストを抑えることはもちろん、維持費となるランニングコストも確認し「トータルコスト」を削減して行きましょう。

経営上まずはイニシャルコスト分の回収から

イニシャルコストは事業の開始に必要な費用ですが、費用ををかけすぎてしまうと経営に余裕がなくなり、最悪経営を苦しめる原因となります。開業時の失敗の1つとして「過大な設備投資」があげられます。どれだけの期間でイニシャルコストを回収できるかを、導入前に検討することが重要です。いつまでも赤字化経営では、古い機器をいつまでも使って安全性が損なわれたり、融資制度を受ける際に不利になる可能性もあります。経営者の方は、まずはイニシャルコスト分の費用を回収するように意識しましょう。

まとめ


コストを細かく把握することは、企業にとって利益を出すために重要な要因になります。イニシャルコストとランニングコストのどちらか一方ではなく両方から、中長期的な視点で費用計算を行うことが必要です。ランニングコストの意外と見落としがちなポイントとして、毎月発生する電気やガス、インターネット回線といったインフラ費用があげられます。月々発生する費用は少なくとも、年間で考えれば大きな金額となります。今までインフラ周りの費用について検討したことがなかったという方は、この機会にぜひ見直してみましょう。


 

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