キャッシュレス決済の仕組みとは?

日本でも「キャッシュレス決済」の利用が浸透し、実際に支払いや買い物に使っている方も多いのではないでしょうか。
ひとくくりに「キャッシュレス決済」といっても、さまざまな種類や支払い方法が存在します。
今回はキャッシュレス決済の仕組みについてそれぞれの支払い方法に分けて紹介していきますので、キャッシュレス決済を利用している方や検討中の方や、店舗にキャッシュレス決済の導入を考えている方なども参考にしてみてください。
キャッシュレス決済とは
キャッシュレス決済とは、現金を使わずに支払いを行う方法になります。種類としては、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、QRコード・バーコード決済などさまざまな方法が登場しています。
昨今では国内でもキャッシュレス決済の利用や対応の店舗を見かけることが多くなりましたが、世界的に見てみるとまだ日本のキャッシュレス比率が高いとは言えず、韓国や中国、アメリカなどと比べると遅れている状況にあります。
経済産業省は2025年までに国内のキャッシュレス比率を40%まで引き上げることを目標としており、2019年10月の消費税の増税に伴った「キャッシュレス・消費者還事業」や、2020年9月から開催している「マイナポイント事業」などでキャッシュレス決済の利用を推奨しています。
キャッシュレス決済の利用により、決済がスピーディーに完了するだけでなく、新型コロナウイルスの影響により非対面や非接触での決済の需要が高まったこともあり、お客様も従業員も安心して決済を行うことができるようになります。
また、キャッシュレス決済には支払いに利用することでポイントが還元されるサービスも多く、たまったポイントは次の支払いやサービスで利用できたり、航空会社のクレジットカードではマイルをためることができるメリットなどもあります。
キャッシュレス決済の仕組み
現金を使わないキャッシュレス決済ですが、実際にはどのような仕組みで決済が行われているのでしょうか?キャッシュレス決済は主に、前払い方式・後払い方式・即時払い方式の3つに分類され、この方式にしたがって決済を行っています。それぞれの仕組みを紹介していきます。
前払い方式のキャッシュレス決済
前払い方式は、事前にチャージをしておき決済の際にチャージした金額の中から支払う方法になります。電子マネーや一部のQRコード決済などが前払い方式に含まれます。
チャージ方法としては現金だけでなく、モバイル端末に対応した電子マネーやQRコード決済サービスであれば、クレジットカードや銀行口座を紐づけることでチャージが可能になります。
チャージした金額内で支払うことになりますので、目に見えないお金でありながらも使いすぎを防ぐことができる点がメリットです。
後払い方式のキャッシュレス決済
支払いや買い物の際に利用した金額を後日決まった支払日に取りまとめて、指定した銀行口座から引き落とされる方法を後払い方式と言います。クレジットカードが後払い方式に含まれます。
決済の際にお金を持ち歩いていない場合や口座に支払い分の金額が入っていない場合でも、先々の入金を見越して買い物を行うことができます。
後払い方式であるクレジットカードでは分割払いやリボ払いにも対応していますので、高額な支払いにも利用できる点が他の仕組みと異なります。
即時払い方式のキャッシュレス決済
買い物や支払いを行なった際に、その場で紐づけている銀行口座から支払い金額が引き落とされる方法と即時払いといいます。銀行口座に紐づけられたデビットカードや一部のQRコード決済もこれにあたります。
チャージの必要がなく、即時に銀行口座から引き落とされますので口座に入っている金額内で買い物や支払いを行うことができます。
即時払いであるデビットカードはクレジットカードのように審査がなく、学生でも利用できますし気軽に使える点もメリットになります。
まとめ
今回はキャッシュレス決済について支払い方法ごとに分けて仕組みを紹介していきました。
キャッシュレス決済サービスには主に、前払い・後払い・即時払いがあり、利用したい方法で選ぶことができます。それぞれにメリットがありますので、キャッシュレス決済の利用を検討されている方は事前に確認しておきましょう。
店舗にキャッシュレス決済の導入を考えている方も、キャッシュレス決済の仕組みを理解しておくと便利ですのでぜひ参考にしてみてください。
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この記事を書いたライター
Y.Korematsu
ライター歴3年。通信・電力関連商材のアポインター・外勤営業経験後、ライター職に。POSレジ導入、SNS集客、コスト削減など、店舗サポート記事を多岐にわたり執筆。
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